覚えてる？ ジョーダンが野球に転向した衝撃の1993年【エアジョーダン秘史（９）】
1985年の1stモデルから今なお続くレジェンドバッシュのヒストリー。
その後のAJにも影響を与える装備を数多く採用
写真を拡大 '93年発売のオリジナルと、'02年発売の復刻を比較。
AJ7で初採用されたハラチは、フィット感には優れるものの、シューズの中で足がムレやすいという欠点を持っていた。それを改善するため、AJ9ではハラチ素材そのものを従来よりも薄くし、メッシュとの二重構造に。さらに、アッパーのレザーニステチを入れることで、インナーとアッパーがよりフィットするように改良しているのだ。また、軽量化のため、AJ8と同じようにアウトソールの一部を削り取っている。
オリジナルのタンはメッシュ製だが、レトロの中にはパンチングレザー製のタンを持つものも。
刺繍からラバー製となったジャンプマンロゴは、ヒールサイド、ヒールカウンター、アウトソールに入る。
'00-'01年に初復刻。'02年にはローカットも。
写真を拡大 現在馴染み深いのは白×黒だが、オリジナルの1stカラーは実は黒×オリーブ。
オリジナルカラーは黒×オリーブ、白×黒、白×ノースブルー、そして黒×赤の４色。ファーストカラーは黒×オリーブで、これはMJが'93年のオールスターゲームで履いてデビューする予定だった。AJ9の最初の復刻は'00年から'01年にかけてで、この時にはオリジナルカラーの黒×オリーブと白×黒がリリースされている。さらに'02年にはローカット版がデビュー。このモデルは補強部分にパテントレザーを使うことで、オリジナルとはひと味違う雰囲気を醸し出している。また、同じ'02年にはアメリカ限定モデルとして、メジャーリーガーを目指していた時期のMJが履いていたスパイク版のAJ9もリリースされている。
＊参考文献『スニーカーJack Premium「まるごと１冊エアジョーダン23周年』（小社刊）
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